SES会社の新人研修は今後のキャリアが決まる「ドラフト会議」

Created:
Updated:

SES会社の新人研修は社内ドラフトでもあり、人生が決まります。

なぜなら、優秀者はできる上司と一緒にいい現場にアサインされるからです。

この記事を読み、研修内容を把握しておき、周りとの差をつけて研修に参加しましょう。

新人研修の内容

新人向けプログラミング研修の内容についてはこちらの記事で紹介しています。

ビジネスマナー

ビジネスマナー

SESはお客様先に常駐して開発をします。

技術力も大切ですが、自社の看板を背負うため、マナーが大切です。

会社のブランド力を傷つけてはいけないので、最低限のビジネスマナーを研修で教えます。

  • 挨拶
  • みだしなみ
  • 敬語・謙譲語
  • 名刺交換
  • 電話対応
  • メール対応

といった内容を学びます。

受託・自社サービス系は上記内容は少なかったです。

担当者がいるところも多く、カスタマーサポートといったところが存在します。

SESは、他社の人間関係が広くなるため、しっかりとマナー研修があります。

新卒は新鮮な内容ですが、社会人からの転職であれば問題がないでしょう。

グループディスカッション

グループディスカッション

テーマに沿ってグループディスカッションがあります。

コミュニケーション力の向上を目指すことが主です。

テーマはIT関連だったり、時事ネタだったりと幅が広いので予想するのは困難です。

ディスカッション後は、全員の前で発表するのがほとんどなので、緊張します。

就職活動でのグループディスカッションに近いですが、採点・指摘するところが異なります。

学生・社会人ともに経験していることが多く、採用試験でもないため特に問題ないでしょう。

失敗しても落ち込まないでください。

しかし、就活と違い、目立つための自己中心的な言動だけは避けてください。

人間性が見えるので、落ち着きましょう。

今後のチームワークに響いてきます。

  • 就活は落とし合い
  • 研修は共同成長

です。

コンピュータ基礎

コンピュータ基礎

コンピュータの基礎を学びます。

大企業のSES会社では、パソコンの扱い方を知らない人が参加することもあります。

  • タイピング
  • Windowsの使い方
  • オフィスの使い方(主にExcel、PowerPoint)
  • メールソフトの使い方
  • セキュリティ

など、プログラミングではないことを中心に学びます。

現場では、設計書や資料作成などをするため、そのための知識を教えられます。

今の時代、パソコンの使い方を知らない人は少なくいです。

この記事を読んでいる方は、パソコンに慣れている方がほとんどと思うため、問題ないはずです。

アルゴリズム

アルゴリズム

プログラミングを学ぶ前に、フローチャートを用いた処理の流れを学びます。

プログラミングはこの流れを実装するので、流れをイメージすることが大切です。

グループディスカッションをし、フローチャートの発表会をすることもあります。

ここで、素晴らしいフローチャートを発表することができると、みんなから尊敬の眼差しを受けます。

よくある問題は、

  • 四則演算
  • 一定条件の間、繰り返す処理
  • 順番を入れ替えるソート

といったテーマが私の知る限り多かったです。

SES会社に入社する前に、ある程度勉強しておきましょう。

この作業で優秀だった場合、チーム開発時にリーダーに選ばれます。

先生はチームメンバーのバランスを考えて編成をします。

この瞬間に、1〜2年間のキャリアがある程度決まってしまう場合があります。

SQL

システムで重要なSQL

システムで重要なSQLを学びます。

プログラミングが苦手な人でも、SQLは得意という人も存在します。

しかし、フルスタックエンジニアになるためには、なんでもできる必要があります。

SQLは

  • SELECT
  • INSERT / UPDATE
  • DELETE
  • WHERE
  • JOIN
  • トランザクション

といった基本的な内容です。

研修なのであまり複雑なことはしないですが、これも予習しておくべきです。

1冊の本はやり切りましょう。

「ORACLE MASTER Bronze」レベルだと十分です。

プログラミングの勉強する人は多いのですが、SQLの勉強をする人は少ないです。

SQLは、必ずといっていいほど使います。

しかし、プログラミングは案件よって異なります。

SQLは基本的なものだと、データベースによって大きな差はほとんどありません。

SQLを研修で理解しているのは、先輩からもポイントが高いです。

「ほぅ、君はプログラミングだけじゃなく、SQLもできるのか」

と言わせたら完璧です。

オブジェクト思考言語の基礎

オブジェクト思考言語の基礎

SES会社の案件は、オブジェクト指向言語をよく使います。

具体的には、

  • Java
  • C#

が多いです。

このどちらかを研修で学びます。

受託会社やスタートアップの場合、

  • PHP
  • JavaScript
  • Ruby

が多いですが、大規模な案件が多いSES案件は、前者が多いです。

そのため、事前にどちらかの勉強をしておくことをオススメします。

研修では、1から教えてくれますが、参考書の2〜3冊は終わらせておきましょう。

説明 → 共同実装 → 小テストという流れがあります。

この時点で、研修生で大きな差が出てきます。

適性がない人はうまくコーディングができません。

適性や経験者はスムーズに研修が進みます。

今後、いいキャリアを築きたい人はここで成果を出し、アピールする必要があります。

プログラミング適性がある人は、開発や設計が中心のチームにアサインされます。

適性がない人は、表面上はいい理由をつけて、テスターや保守などのチームにアサインされます。

所属されるチームで、今後のスキルやキャリアが異なるので、いいチームに選ばれる必要があります。

「研修があるから、勉強は入社してからでいいや」

と思っていると、勉強してきた人に勝てません。

この瞬間で、出世コースがなくなる会社も存在します。

必ず成果を出しましょう。

チーム開発

チーム開発

プログラミングの基礎をある程度学んだあとはチームで作品を作ります。

よくいうシステムになります。

Webサイトではなく、Windowsアプリケーションが多いです。

なぜWindowsアプリかというと、Webアプリでは研修の時間が足らないからです。

新人研修は、3ヶ月までが多いです。

この3ヶ月で、SES会社で使う最低限のノウハウを学びます。

しかし、WebアプリだとHTML/CSSといったデザインが必要です。

この期間では時間が足りません。

そのため、案件でも多いWindowsアプリを開発します。

テーマは、「登録、一覧、検索、削除」といったCRUDを実現するシステムが多いです。

研修ではWebを学ばないことが多いため、将来Webを開発したい場合は、現場や独学で経験する必要があります。

研修で好成績を出した場合、レベルの高いWeb案件チームに参画する場合があるので、ぜひ成果を出しましょう。

下位成績だと、絶望するキャリアになる可能性があります。

テストメンバーの需要もあるので、プログラミングの成績がよくないとテスターになる人をたくさん見てきました。

チーム開発では率先してチームを動かし、人目おかれる必要があります。

その姿を講師がチェックして、会社の上司や営業チームに報告しています。

そして、研修が終わるタイミングに参画する現場を準備しています。

チームメンバーだけでなく、講師や上司に人目おかれる存在に研修終了時になっている必要があります。

最後に

SES会社でよくある新人研修の流れ

以上がSES会社でよくある新人研修の流れでした。

この記事を見ている方が、プログラミングを学んでいる学生であればいいのですが、未経験の社会人で転職を考えている人は要注意です。

なぜなら、この程度勉強している人はたくさんいるからです。

30歳でプログラミングを始めた人と、18歳から始めた人では12年間の差があります。

この差は時間を使わないと追いつくことができません。

また、他人も日々勉強しています。

他人が1時間/日するならば、2時間/日する必要があります。

同じ時間の勉強では一生追いつきません。

また、新卒と違い、転職者はキャリアがあります。

このキャリアをうまく活かす戦略も考える必要があります。

新人研修は、新卒だけじゃなく、中途採用でも新卒と合同実施することが多いです。

年上だからという古い考えは捨て、謙虚に振舞う必要もあります。

プログラミングは脳が若い人が有利ということもあります。

まずは、研修で成果を出すために事前準備をしていきましょう。

配属されるチームで一気に差が出てきます。

研修程度の内容であれば、勉強すれば大丈夫です。

必ず勉強してから研修に参加してください。

おまけ(入社前に読んだいい本)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック

言わずとしれたいいソースコードを書くためのバイブルブックです。

この本を読んだ人とそうでない人ではかなりの差があります。

私がセミナーをしていたときは、必ず勧めていました。

いつでも読めるところに置いておき、定期的に読むことをオススメします。

購入金額以上の価値は必ず返ってきます。

Must Buy

TOP