未経験からSES(客先常駐)エンジニアに転職して体験した実態と闇

未経験からSES(客先常駐)に転職

未経験からSES(客先常駐)に転職

未経験からSES(客先常駐)に転職をして、エンジニアになった方々から体験した闇と実態をお聞きしました。今回は、その内容をお話します。少しでも参考になれば幸いです。

体験した実態

給料が新卒と同じ

給料が新卒と同じ

エンジニアになると、年収がアップする」という広告をみて転職をした人も多いでしょう。しかし、あくまでこの年収は、平均のため、入社後にアップするわけではありません

未経験からエンジニアに転職した場合、大抵、新卒レベルの給料からスタートとなります。エンジニアだけでなく、マーケティングなども兼任するならば、前職の給与を考慮する場合がありますが、あくまでエンジニアであるならば、新卒レベルから始まります。

20代前半であるならば、それほど影響はないのですが、それ以上の年齢の場合

  • 現状の生活レベルを下げる
  • 同年代との差が出てくる
  • 家庭を持っている場合、迷惑をかける可能性がある

など、金銭的に負担が出てくる可能性があります。

現状が最低賃金レベルなのであれば転職はありですが、平均以上の場合、下がる可能性が大きいので、そのリスクを考慮する必要があります。

新卒と研修を受ける

新卒と研修を受ける

SES会社は、入社後に研修がある会社が多いです。受託や自社サービスは、案件のOJTでの実践から教育を行うことがあります。しかし、SESは客先常駐となるため、最低限の教育をしてから、客先に常駐をさせます。

この研修ですが、時期よっては新卒と一緒に研修を受けることがあります。年齢によっては、ひとまわり先輩になるため、空気感が異なり、ストレスとなってしまう人がいます。先輩も年下の可能性が大きいため、教えづらかったりします。

相手の年齢が下であっても、上司になるため、謙虚な言動をすることが大切です。謙虚になれずに、居場所がなくなり、退職した人もみてきました。

リモートワークによる進捗の悪さ

リモートワークによる進捗の悪さ

どの業界も、未経験を教育するには、手取り足取り教えるのが一番効率がいいです。しかし、コロナ禍というのもあり、入社と同時にリモートワークになる会社があります。

どのような職種でも、リモートワークでは、ある程度の経験がないとスムーズに仕事をすることができません。また、先輩への質問は、基本的にはチャットとなります。

  • リアルタイム性がない
  • チャットでの説明になる

になるのでかなり効率が下がります。そのような状況から、完全未経験の採用をストップしている会社も存在します。リモートワークで教育をするためには、会社が定期的にコミュニケーションをすること・聞きやすい状況を作ることが大切です。これができていないと、未経験の教育をリモートではなかなか厳しいです。

体験した闇

スキルシートの経歴詐称

スキルシートの経歴詐称

一部の会社では、スキルシートを素直に書いていない会社があります。

  • 経験のないスキルを追記
  • 1%でも経験があれば100%の表現で記載

などといった記載をすることがあります。

たまに求職者も、スキルシート(職務経歴書)で誇張表現をしてくる場合があります。しかし、面接で具体的なことを聞くと答えられなかったりするのですぐにバレます。これは、SESでの面談でも同じです。

SESでは、このようにしないと、未経験から転職した人の現場が見つからないからです。このような会社に入社してしまった場合、プロジェクト参画前にスキルを身につけておく必要があります。あまりにもスキルシートとの差がある場合、クレームになってしまいます。それでも成長する人は、評価が非常に高いのですが、一部のエンジニアだけです。勝手に追記されている場合もあるため、そういう会社はさっさと転職することをオススメします。

プログラミングの案件がない

プログラミングの案件がない

未経験エンジニアが活躍できる案件はほとんどありません。基本的には、OJTとして先輩と一緒に参画をし、教育を受けながら仕事を進めていきます。

しかし、会社によっては未経験エンジニアを一人で客先常駐に出すところがあります。一人で参画する現場は、基本的にはベテランエンジニアが求められるため、未経験エンジニアはプログラミング以外の仕事をする可能性が高いです。

  • サポート
  • 問合せ
  • テスト

などといった、プログラミング以外の業務に参画することがあります。そうなった場合、プログラミングスクールなどで学んだスキルはほとんど活用できません。また、そのような案件に参画する会社は、スクールに行かなくても独学で内定が出る可能性があります。稼ぎながらスキルの勉強をしていきたいという場合以外は、あまりオススメしません。こうなってしまった場合は、さっさと転職をすることがオススメです。

しかし、

  • 将来的に開発業務に携われる
  • プログラミングのことを学べる

といったこともあるので、中長期的に判断してから決めましょう。

異業種から未経験で転職する覚悟

異業種から未経験で転職する覚悟

20代前半であれば、異業種から未経験で転職をしても、まだ新卒とは大きな差がありません。

しかし、20代後半〜30代で未経験としてIT業界に転職をした場合、新卒と比較してもかなりの差がある場合があります。また、同年代とは追いつけないほどの格差があります。理系学校出身の場合、稼ぎよりも、単純にプログラミングが好きといった人が多いです。稼ぎ目的で転職してきた人のスキルは、比較するとぶっちゃけかなり低いです。エンジニアは実力主義の世界なので、比較されても砕けない精神と成長のための努力が必要です。

また、プログラミングスクール拡大の影響により、未経験からの転職者が供給過多となっています。SES企業もエンジニアとして採用する場合は、単純に理系学生の方を選びます。

  • 学生だが6年〜9年プログラミングを経験
  • 教育のしやすさ
  • 給与が新卒からでよい
  • 先輩が基本的に年上

などの利点があるからです。

異業種での経験が活かせられる場合があれば、勝てる点となります。しかし、SESの場合はほとんど活かせることがありません。基本的には、客先のプロジェクトのことをするため、アイデアやノウハウをアピールする機会は少ないです。自分のアイデアを実現したい人は、受託や自社サービスの会社に就職できるように努力しましょう。未経験の中でもトップレベルしか内定が出ないため、かなり努力する必要があります。

そのような環境に飛び込む覚悟がある方のみ、未経験からSESエンジニアとして生き残っています。それに耐えられなかった人は、半年もたずに退職をしています。インターネットなどでは、成功例のみが取り上げられますが、失敗例の方が圧倒的に多いです。

インフルエンサーや広告に惑わされないように、自分の人生を決定しましょう。

SESにオススメの本